気に入っていた革ベルトが古びてしまい、なかなか同じカタチが販売されていなかったので、DIYで作る事にしました!!
いくつか調べた事がありましたので、レザークラフト初心者に、分かりやすいように、ブログにまとめます☆
目次
作った革ベルト
- 真鍮バックル
- ヌメ革キャメル
茶と金の組み合わせが気に入っています!!
作り方動画
近日公開
用意した材料と道具
プロの方の動画やブログを見て、最低限の必要なモノを揃えました☆
- 差金 物差し
- ハサミ
- カッター台(100均一)
- ゴムハンマー
左上から右に
- ハトメ抜き 7号 10号
- オールマイティプレート(カシメ台)
- 打ち棒(大カシメ用)
- カシメ
- マルチステッチングルーバー(SEIWA)
- ライター
- 革包丁 ノミ 電工ナイフで代用
- 千枚通し
- KSヘリ落としNo.1 0.8mm(クラフト社)
- ヌメ革30mm幅 2.5mm厚すき加工済み キャメル(フェニックス)
- 真鍮バックル&サルカン・プンターレ
バックルの針穴あけ(美錠)
使う道具
- ハトメ抜き10号3mm
- 革包丁(電工ナイフ)
- 千枚通し
穴の長さは20mmに設定し、両端にハトメ抜きで穴を空けます。
千枚通しを使い、穴通しを結ぶ線を下書きして、革包丁などで切り取る。
カシメ選び
革の厚み2.5mmを、折り返し約5mmの革をカシメで留めます。
ここで考える事は、カシメの長さをどうすか??です。
結論、 大カシメ脚10.5mmを使用しました。
カシメには円板の大きさ「特大・大・中・小」と円板から垂直に伸びる脚の長さ「6・8・9・10.5・12mmなど」があります☆
円板は好みと留めるスペースで決めると良いですが
脚の長さは挟む革に合っていないと接合が不完全になります。
カシメる革の端材で脚の長さが適切か事前にチェックすると間違いないです!!
カシメの穴あけ
カシメを強固に付けるために、表と裏で違うサイズの穴を空けました☆
詳しくは下記に解説↓
カシメの詳細サイズ
【左】大カシメ
頭・脚側 円板直径 7mm
頭内側の突起 長さ約1.5mm 直径約3.1mm
足内側の脚 長さ商品表記の脚長-1.5mm 直径約1.8mm
頭・脚側 円板直径 7mm
頭内側の突起 長さ約1.5mm 直径約3.1mm
足内側の脚 長さ商品表記の脚長-1.5mm 直径約1.8mm
【右】中カシメ
(上)頭・脚側 円板直径 9mm
頭内側の突起 長さ約1.5mm 直径約3.5mm
(下)足内側の脚 長さ商品表記の脚長-1.5mm 直径約2.3mm
(上)頭・脚側 円板直径 9mm
頭内側の突起 長さ約1.5mm 直径約3.5mm
(下)足内側の脚 長さ商品表記の脚長-1.5mm 直径約2.3mm
なかなか詳しいサイズがカシメ商品ページには記載されていないので、ご参考に☆
また、カシメの販売元によりサイズが違う場合もありますので、ご了承下さいね。
また、カシメの販売元によりサイズが違う場合もありますので、ご了承下さいね。
大&中どちらのカシメの下穴も
頭側→10号3mm
脚側→7号2.1mm
を、ハトメ抜きで空けてジャストです☆
頭側→10号3mm
脚側→7号2.1mm
を、ハトメ抜きで空けてジャストです☆
革に対してキツキツにカシメがハマるので強度が強いです
裏面(床面)と側面の処理
使う道具
- トコフィニッシュ
- ガラス板や円柱の木の棒
- 帆布(クラフト社)
裏面(床面)
トコフィニッシュを少量裏面に指で付けて、角の丸いガラスや板、木の棒などでこすり、毛羽立ちを滑らかにします。
トコフィニッシュはノリみたいな質感で、こすると段々乾いてきて、ツヤツヤになります。
トコフィニッシュはノリみたいな質感で、こすると段々乾いてきて、ツヤツヤになります。
側面
ウエスに水を付けてから、400番のサンドペーパーで滑らかになるまで整えます。
トコフィニッシュを綿棒で付けて、帆布を使い磨きます。
トコフィニッシュを綿棒で付けて、帆布を使い磨きます。
飾り彫
使う道具
- マルチステッチングルーバー
- ライター
ルーバーの先は、線引き用を使用。溝掘りも同梱されており試しましたが、少し削る用のもので、表面のキャメルとだいぶ色が変わったので、線引き用でスジを入れる程度にしました☆
ルーバーの先端をライターで5秒ほど炙り、ガイドを革の端にあて、押し当てるようにしながらフチに凹みの線を引きます。
ルーバーの先端をライターで5秒ほど炙り、ガイドを革の端にあて、押し当てるようにしながらフチに凹みの線を引きます。
バックル&サルカンをカシメる
使う道具
- 打ち棒(大カシメ用)
- オールマイティープレート(打ち台)
- ゴムハンマー
バックルを革に通します。針の部分がちゃんと使える位置にあるか要確認!!
大カシメを革にセットして、打ち台に乗せます。(頭の方からハンマーで打つ)
最初は弱くハンマーを打ち、段々強くしながらしっかりと圧着します☆
打ち棒を持つ手の小指側側面を床にしっかり付けると、打ち棒がグラつきにくくgood!!
圧着が出来たら簡単に外れないかチェックしましょう☆
最初は弱くハンマーを打ち、段々強くしながらしっかりと圧着します☆
打ち棒を持つ手の小指側側面を床にしっかり付けると、打ち棒がグラつきにくくgood!!
圧着が出来たら簡単に外れないかチェックしましょう☆
剣先金物(プンターレ)取付け
革のエンドの長さを好みの長さで切り取ります。
エンドを三角形に切り、金具に挿入して、金具裏面からハンマーでピンを打ち込みました。
エンドを三角形に切り、金具に挿入して、金具裏面からハンマーでピンを打ち込みました。
なかなか入らず、打ち棒も使いましたが、ちょっと出っ張りのある状態になってしまいました、、。
ベルトを締める穴あけ
10号3mmのハトメ抜きを使い空けました。
縦長のハトメ抜きがベルト用で販売されていて、その方が強度的にも良いらしいですが、3mmでも問題なく使えています☆
縦長のハトメ抜きがベルト用で販売されていて、その方が強度的にも良いらしいですが、3mmでも問題なく使えています☆
自分の今まで使っていたベルトの位置をコピーして、1つずつキツイ方ゆるい方を20mm間隔で計3つだけ空けています。
完成
どこにも売っていない、自分好みの自分サイズのモノが出来ました(p^ェ^q)大満足です!!
このヌメ革は、弾力があり着け心地が良かったです☆
オイルメンテナンスなどして、大事に育てて行こうと思います(^^)
このヌメ革は、弾力があり着け心地が良かったです☆
オイルメンテナンスなどして、大事に育てて行こうと思います(^^)
まとめ
ベルトをちゃんと仕上げようと思うと、道具や材料が少し必要ですが、作業自体は丁寧に行えば簡単ですので、作る価値があると思います!!
カシメの脚の長さを、どうしたら良いか1番考えました。そう高い物では無いので、長さを2種類用意してテストをしました。
バックルとセットになっていなかった別で用意したサルカンに剣先金具が通らないアクシデントがあり、少し焦りましたがカシメは簡単に外す事が出来るのでリカバーできました☆